シミを濃くせず、進行を抑える良い方法はありますか?

(Q)先日、拡大鏡で顔をよく見ると、鼻・頬にそばかすのような小さくて薄いシミがぽつぽつと現れているのに気づきました。シミって、レーザーや特別なことをしなければ消せることが出来ないと思っているのですが、これ以上大きく、濃くせず、シミの進行を抑える良い方法はありますか?

 

(A)紫外線から肌を守る為に、紫外線対策は必ずして下さい。(日焼け止めを塗る、日傘をさす、など。)室内に居ても、紫外線は窓から入ってきます。家の中だから大丈夫、と安心しないで下さいね。
肌が乾燥しているなら、保湿もしっかりしましょう。乾燥している肌は水分が失われている状態です。水分が失われている肌というのは、角質層も壊れてしまい肌を守る事が出来ないのです。こうなると紫外線を浴びたときにシミが出来やすくなってしまうのです。

 

シミは「治療」と「予防」観点から考えなければなりません。進行を抑えるための良い方法とは、シミ治療のための良い方法とシミ予防のための良い方法ということになりますね。

 

シミの原因であるメラニンの生成を阻止することが最善の予防です。同時に、そのメラニンの色を薄くすること、皮膚の外に排出することが根本的な治療です。

 

メラニンはなぜ発生するのでしょうか。それは皮膚の一番根幹部分である「皮下組織」を守るためです。紫外線は皮下組織を破壊してしまう恐ろしい物質なのです。だから盾の役割を果たすメラニンを生成します。このメラニンは役割を終えると皮膚の外へと排出されるはずなのですが、年齢を重ねるとその排出作用(ターンオーバー)が衰えてメラニンが皮膚内に永遠に残ってしまいます。シミの大概はこのようにして発生します。もとろん、紫外線意外にも、ニキビ跡が色素沈着して残る場合や心理的な要因でシミが発生することもあります。

 

以上の点を考えて良い方法を考えてみましょう。メラニンの色を薄くする化粧品や内服薬を使用することがお勧めです。強い漂白作用をもった成分(ハイドロキソン等)が使われているものもあります。メラニンを生成するのを防止する成分(抗酸化物質)とターンオーバーを促進する成分も含まれています。シミ自体の色素を薄くしながら皮膚の外に排出します。同時進行で、メラニンの過剰な生成を抑えて予防しているわけです。

 

何に重点を置いているかは化粧品や内服薬によって異なります。今、一番自分にとって改善したい部分はどこなのでしょうか。色素を薄くすることでしょうか、排出することでしょうか、メラニンをつくらないことでしょうか。あるいは、ニキビをつくらないことでしょうか。ストレスを抱えないことでしょうか。紫外線を浴びないことでしょうか。生活環境と照らし合わせてよく考えてみることが重要です。

 

いかなる形態の薬であっても、少しでも使用方法を間違えれば毒になります。毒をもって毒を制しているわけです。できるだけ多くの成分を大量に使用している薬が最善なのだという考えだけはどうか抱かないでください。

 

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