20代後半からはシミが肌に残り定着する可能性が高い?

(Q)顔や首にイボのようなものが、たくさんあります。イボが取れそうだったので指で触っていると取れてしまいました。少し出血もしました。その後、日数が経つとイボの取れた部分がやや茶色くなってきたなと思っていたらシミになってしまったようです。どうしたら良いでしょうか?(40代)

 

(Q)傷痕に紫外線があたりそのまま色素沈着し、シミとなってしまった可能性が高いですね。
20代前半ですと、色素沈着してもいつの間にか消える可能性も高いので様子を見るのも良いかもしれません。しかし、20代後半からはそのシミが肌に残り定着する可能性が高いです。
このニキビ跡による色素沈着を改善するには、原因として考えられるのが皮膚の奧にあるメラニン色素が沈着してしまっていること、肌のターンオーバーが機能していないことが挙げられるかと思います。
紫外線を浴びることで、ニキビ跡は治りにくくなりますので、季節天候に左右されず、紫外線対策を万全にして下さい。そしてニキビ跡にもよく効くのが、ビタミンCなのでこれが配合された化粧品などを使うと良いですね。

 

20代後半はお肌の曲がり角と言われています。20代前半までは何ともなかったのに、20代後半から急にシミが目立ちはじめたという事例は非常に多いです。以下のような事例に心当たりはありませんか。

 

Aさん「顔にイボのようなものがあります。気になって触っていたら取れてしまいました。多少出血しましたが取れたので安心していました。ところがその後、その部分がやや茶色くなってシミに変わりました。」
Bさん「夏には日焼けをしても冬になると消えていました。最近、夏に日焼けをすると、冬にはシミやソバカスとして残ってしまうようになりました。」
Cさん「最近仕事が忙しくて生活が不規則になっています。残業や休日出勤も多いので外食ばかりです。たまたま目を凝らして鏡をみてみると、シミが増えたような気がします。」

 

20代後半の女性の多くは、以上のような事例に該当するのではないでしょうか。これは、20代後半から細胞の老化現象がはじまるからです。つまり、新しい細胞が古い細胞に取って代わる仕組み(新陳代謝)が衰えるからです。

 

新陳代謝を考えてみましょう。皮膚は外側から表皮、真皮、皮下組織という三層構造で成り立っています。表皮の部分では細胞分裂が絶えず行われていて、古い細胞はどんどん外側へと上がっていき、最終的にはアカとして排出されます。およそ1ヶ月もするとすべての肌細胞が入れ替わります。これが若いころの新陳代謝(ターンオーバー)です。しかし、20代後半になるとこの作用が衰えます。老廃物が排出されずに残ってしまうのです。皮下組織を守るために作られたメラニンも用済みになると排出されなければならないのですが、それがシミとして残ってしまうのです。

 

悪い要因はさらに加わります。20代後半になると職場では責任ある地位を与えられますし、家庭では母として子育てに追われます。生活のためにストレスは増えます。睡眠は不足します。これらが災いして、ホルモン分泌のバランスが崩れます。栄養バランスが崩れます。有害化学物質が体内に沈着します。メラニンが過剰に生成されます。新陳代謝の衰えだけではないのです。

 

悲しいことに、ターンオーバーは今後も加速度的に衰えていきます。でも、それを無情な運命であると悟ってただただ老化現象に身を任せていては女性にとって厳しい現代社会を乗り越えていくことはできません。戦うためには何が必要でしょうか。もうお分かりのはずです。

 

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