レーザーを受けると、どんなトラブルの可能性があるのですか?

Q:レーザーを受けると、どんなトラブルの可能性があるのですか?

 

医師の判断で、しみの種類を「肝班」と判断出来ずにレーザー治療をし、悪化する可能性があります。→肝班のレーザー治療は禁物です。レーザーをあてると、悪化します。
かさぶたが剥がれキレイになりまっても、時間が経ってシミが濃くなるケースや、炎症を起こしたり色素沈着をしてしまい、レーザー治療をする前よりもシミが濃くなってしまうケースもあります。
他に、レーザーによって皮膚を火傷してしまう可能性もあります。

 

レーザー治療の利点とは、短時間でシミが治ることです。多忙ですぐに結果を求めたがる現代人のニーズを色濃く繁栄しています。しかし、レーザー治療には数多くの危険が潜んでいます。
まずは、レーザーそのものにおける問題点です。レーザーは強力な熱エネルギーです。これが色素や腫瘍の患部に直接働きかけて組織を破壊するのです。照射出力を少しでも誤れば患部以外の組織も破壊してしまいます。

 

次に、レーザーの選択ミスにおける問題点です。シミにはいろいろな種類があります。「摩擦黒皮症」、「脂漏性角化症」、「光線性花弁状色素斑」、「雀卵斑」、「炎症性色素沈着」の治療に使うレーザーを誤って「肝斑」に当ててしまうとシミを悪化させてしまいます。レーザーを照射せずとも数週間で治るシミにもレーザーを当ててしまい、1年近い予後を強いられることもあります。

 

次に、レーザー照射後における問題点です。レーザーを照射すると患部は軽い火傷の状態になります。皮膚組織が弱っているので紫外線を当てないように遮断しなければなりません。しかし、密閉遮断をしっかりと行っていないことがよくあります。すると、皮膚が炎症を起こしてしまいます。また、その皮膚を保護しようとさらに過剰なメラニンが生成されてしまうこともありおます。患部のカサブタが自然に剥がれ落ちるのを待たずに自分で剥がし摂ってしまう場合も同じような問題が生じます。肌の一番奥にある「皮下組織」の核が紫外線の侵入により破壊されて皮膚癌になってしまうという最悪な場合も考えられます。

 

次に、レーザー治療による費用の問題点です。レーザーには保険が適用されません。通常は1回の照射で5000円程度の費用がかかります。1回だけで完治しないとさらにレーザー治療の費用がかかります。また、照射後の予後ケアの費用がかかります。保険が適用されないために格安のレーザー治療をうけようという安易は考えも生まれます。実際、医療機関によっては250円程度でできるレーザー治療もあるそうです。

 

最後に、レーザー治療が根本的な解決にはならないという問題点です。「皮下組織」の核を保護するために生成されるのがメラニンです。これは皮下組織のメラノサイト(色素細胞)によって生成されるものです。シミとはメラニン色素が真皮に溜まって沈着したものであり、メラノサイトとは異なる場所にあります。レーザー治療によってシミを皮膚の外に排出できたとしても、メラニン色素を生成するメラノサイトはそのまま存在して活動を続けているのです。

 

以上のような問題点を考慮したうえでレーザー治療を決断してください。そして、決断したのであれば、医師の指示をしっかりと守って治療に専念しましょう。どんな分野においても入れることですが、「決断を先延ばしにすること」と「決断した後で迷うこと」が人間にとっての一番の問題点です。

 

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